2014年2月7日金曜日

日常がリンクする。

2月4日 そよ風ペダル

追加脚本が届き先週のシーンと共に追加シーンの稽古です。
先週から物語は本筋を離れて、新たな展開を見せ始めました。
今回の追加で全く関係ないお話の要素が増えて
より物語が現実生活に引き寄せられています。
しかし二重写しでうっすらと
ワーニャ伯父さんの世界が透けて見えます。
もっと言ってしまうならば、
ワーニャ伯父さんの中のキャラクターも
物語世界を日常として生きているわけで
今の脚本で描かれているキャラクターたちが
ワーニャ伯父さんのセリフから離れて
日常が描かれれば描かれほどに、
普通のやり取りをしている会話が
逆にワーニャ伯父さんという
作品が抱えている主題とリンクし始めます。
ワーニャ伯父さんのセリフを派手に演技するとして
(まだまだ派手にしていこうと貪欲に模索しています)
普段の日常のやり取りをどこまで自然体でテンポよく、
まるで演技していないかのように演じられるか。
どちらかと言うと、そよ風ペダルの皆さんは
本人のままで舞台に立つということに
度胸から来るのかなんなのか、
得意とするところがあります。
だからこそ、より自然体で会話をするということを
明確に自覚して(技化して)いくことが求められる気がしました。
複雑な構造の作品ですが、やりがいがあります。
ワーニャ伯父さんの長いセリフは覚え始められています。
貪欲に稽古をして良い作品に仕上げましょう。