2月4日 そよ風ペダル
追加脚本が届き先週のシーンと共に追加シーンの稽古です。
先週から物語は本筋を離れて、新たな展開を見せ始めました。
今回の追加で全く関係ないお話の要素が増えて
より物語が現実生活に引き寄せられています。
しかし二重写しでうっすらと
ワーニャ伯父さんの世界が透けて見えます。
もっと言ってしまうならば、
ワーニャ伯父さんの中のキャラクターも
物語世界を日常として生きているわけで
今の脚本で描かれているキャラクターたちが
ワーニャ伯父さんのセリフから離れて
日常が描かれれば描かれほどに、
普通のやり取りをしている会話が
逆にワーニャ伯父さんという
作品が抱えている主題とリンクし始めます。
ワーニャ伯父さんのセリフを派手に演技するとして
(まだまだ派手にしていこうと貪欲に模索しています)
普段の日常のやり取りをどこまで自然体でテンポよく、
まるで演技していないかのように演じられるか。
どちらかと言うと、そよ風ペダルの皆さんは
本人のままで舞台に立つということに
度胸から来るのかなんなのか、
得意とするところがあります。
だからこそ、より自然体で会話をするということを
明確に自覚して(技化して)いくことが求められる気がしました。
複雑な構造の作品ですが、やりがいがあります。
ワーニャ伯父さんの長いセリフは覚え始められています。
貪欲に稽古をして良い作品に仕上げましょう。