2014年11月12日水曜日

来るもの拒まず、去るもの追わず。

11月11日 恍惚一座
発声練習です!
公演稽古になって早い段階でなくなりましたが、先週に山口さんからの課題のひとつに声のことがあったわけで。
声量やら聞き取りやすさ。
天使を飛ばしたり、唇を震わせたり、腕を両方から引っ張られたり。
何事も積み重ねです。
これは稽古場だけでなく、お家でも練習したいところですが、近所迷惑にならない程度に。
続けて連想ゲームを。
アイコンタクトで連想した言葉をランダムに相手に託されていく。
セリフを相手に届けるということですが、これも先週の山口さんからの課題から考えるなら即興や反射的に対応すること。
舞台はナマモノですから、その瞬間その瞬間で何が起こるかわかりません。
稽古は積み重ねますが思わぬ演技が出てくることがあります。
そこにいい悪いはありませんが、対応できなくて場が止まってしまったら困ってしまいます。
相手から託された予期せぬ言葉を反射的に連想して言葉にする。
来たものを拒まず、引き留めず出していく。
単なるゲームに見えて奥深いのです。
そして、これからのメインの稽古は脚本を使って。
石原燃さんの沈黙。
死刑制度をテーマにしたなかなか社会派な作品です。
これも前回の山口さんからの課題で、脚本解釈に挑戦です。

そのシーンの目的と登場しているキャラクターの目的を読みといてみる。
チームにわかれて読みあわせしつつ、作品について話し合います。
まずはどんな場所か、舞台をどう設えるかから、キャラクターの立ち位置を決めていきます。
今日は最初の数ページを配って。
来週は作品すべてを読んでみます。
稽古が始まりました。