2017年4月14日金曜日

沈黙の時と熱く台詞が飛び交う時と

4月13日 WakuWaku 担当 土井
今回初めて11月の公演に参加されるお二人の為に、公演
会場となる305号室を下見しました。このがらんとした空間に舞台や客席が作られ、沢山の人が集まる日が今年もまた近づいて来ました。

まずジェスチャーゲームで身体と頭を動かします。2人組になり、1人が与えられたお題をジェスチャーで表現し、相手に当ててもらいます。抽象的なお題にはどう動いたらいいのでしょうか?お題「昭和のアイドル」は全滅でした。ジェスチャーゲームにはまっていた子供時代を思い出します。

発声練習では高低、大小の声の違いの他に、広がる声やつきささる声、うちにこもる声など、様々な声の方向性、指向性を試します。


さて先週に引き続き同じテキストで稽古。
決して高校生を演じなくてよいことは、皆さんよくご存じ。
8人の役をみんなで共有し、順繰りに演じていきます。
テンポが上がる場面は台詞の繋ぎ目を途切れなく繋ぎたい、冒頭場面、そして一致団結して熱が入る場面など。






最初の「沈黙」。ただ事で無い事が起こる予感が共有されます。この沈黙を支配する者は、佐々木です。そこへ空気を読まず沈黙を壊す武丸が登場します。
皆の団結の熱いやり取りの後、亜希の決意の台詞により「沈黙」が再び現れます。
「みんなありがとう、・・・すごく嬉しいよ、私」という亜希の台詞。言葉の意味通りでない気持ちを汲み取る茜の返事は重要なポイントになってきます。

アクション。動かなければならないという脅迫観念は捨てます。自然に動ければいいのです。
美枝子が子供達を牽制する長台詞は、熱が入るところや優しく言うところ、いろいろとメリハリをつけてやってみましょう。この長台詞は、文章にリズムがついていて、読んでいて気持ちがいいですね。


写真を撮ることを決めた早苗。その言葉は亜希にだけ向かいます。



来週20日はお休みです。27日にもう一度、今度は配役を決めてこの台本を稽古します。
配役をご連絡しますので、お休み中に台詞を入れて来てください。