2017年9月5日火曜日

台詞と足上げを無意識化する。

9月5日 そよ風ペダル担当:梶川

恍惚一座に引き続き、そよ風ペダルにもスタッフさんが来られました。
シーン稽古というか、なんだか足上げ稽古となってきています。
普段は足をあからさまにあげて会話をしません。
だから自然なやりとりにしようとして、足上げを抑えめにしようというのは逆のことで。
しっかりあからさまに足をあげて、それをずっと繰り返していくことによって、この舞台世界ではこれが普通の状態なのだ納得していけるように。
というわけで本番の舞台でも足上げで演じていることになりそうな予感ががします。
しかし演技を続けていると足をあげることを忘れてしまって。
自分が台詞を言うときに足をあげるというルールですが、別に喋らない時も足を上げていいわけで。
稽古場の隅で私も足をあげてみるのですが、足が動いていることと会話をすることは切り離した方がいいように感じました。
人によりますが、足が上がる何かしらのルールというか理由というか、そんなものを用意してみると楽なのかしらと。
例えば床に足をつけるのが嫌で上げているとか、それこそダンスのステップなのだと。
その理由とは別で会話をしておく。
重要なのは台詞を喋っていない時足を動かしておくこと。
もう意識して足を動かすということになると難しくなりますね。
足も台詞も意識せず勝手に動き出すように。
台詞を思い出そうとすると足は止まりますし、足を動かそうとすると台詞が飛んだり。
足の動きでセリフのやりとりのテンポが自然と出来上がっていくように感じます。
足を動かすことにはいろんなメリットがありそうです。
手や喋るときに前傾してしまうといった動きの癖が足をあげるという無理やりの癖によって自然に見えてきたり。
対面舞台でお客さんに背をむけることへの対応もできそうです。
無意識で台詞も足上げもできる領域を目指したいと思います。