2018年2月16日金曜日

そこに存在する事

215 WakuWaku 担当 土井
今日も体験の方をお迎えしての稽古です。
先週と同じく3つのゲームでウォーミングアップ。
「人間知恵の輪」では外に向かって感覚を開き、
「連想ゲーム」ではテンポを守りながら、投げられる言葉に「反射」し、
「ビンバンボイーン」では相手が何か仕掛けて来たのを感じた上で反応しないという目的でゲームを進めました。
発声練習では、身体が球体である事をイメージし、しっかり息を吸って吐く事から始めます。
そして、「ジェスチャーゲーム」を。

休憩後、今回も「おはよう」「おはよう」を演じます。
「その瞬間そこに存在する事」に神経を集中し「間」や「息遣い」で変化するものを感じます。

最後にグループでフリートーク。
最初のグループの話題は「冬季オリンピック」。
意見はバラバラだけどお互いの共感や反感を上手く利用して会話を進めました。
何も言えない人にも「身体表現」「居方」といった表現方法があります。身体の動き、目線の動きは無言でありながら何かを物語っています。相槌を打つことでトークにリズムが生まれます。
そして全員が、観客を何処かで意識しています。


後のグループは、
「人が見ていなければ赤信号を渡るか?」が論題。
全員「渡る」でトークした後、全員「渡らない」設定で再度話し合います。
設定があるのはやり易い、いや本心と違うのでやりにくい、どちらが自分かわからない、と感想が分かれました。
本当は自分はどんな人間なのかという事がわかってきます。役を演じる面白さは、全く虚構の世界に生きる楽しみと苦しみを味わえる、ということでしょうか。