2018年4月6日金曜日

隠された目的

45 WakuWaku 担当 土井
しりとりゲームの後、様々な声で発声練習。最も低い音、一番出しやすい音、地声で出る最も高い音、裏声と。こういう声、稽古の場でなければ出せません。

今日の即興は、初めに「相手に同調する」
ひとりが何かについて語ると、相手はそれに同調します。
同調にも度合いの違いがあり、肯定の仕方も一様ではありません。あまりよく知らない話題に同調する場合「そうなんですかー!知らなかったです。」という言い方もありますね。こう言われると嬉しいものです。
次は反対に「全てに反論」
話題が双方興味がある事だと、お互い否定しているのに会話自体は盛り上がります。
そして、「全く反応しない」
反応しない相手に対しどれだけ話し続けられるのは個人差があります。相槌は、言葉の意味がなくても会話に於ける大変重要な要素である事がわかります。

休憩後、「裏にある本当の目的」を直接ではなく、別の方法で達成させるというエチュードを行いました。
目的が密かに設定され、二人が何について話すかは見ている者が決めます。
直接に言わないがゆえの心情が態度に滲み出てきます。
「出て行ってもらう」では、相手と悪い関係になりたくない為に思いと反対の言葉をかけてしまいます。そうです、よくある事です。
「綺麗だと言ってもらう」では、「いいですねぇ」とは何度も言うのに目的の言葉は言ってもらえません。
そういう時は目的に一直線にならず他に方法はないか考えてみましょう。例えば、具体的な事を示す、敢えて反対の事を言ってみる、相手を褒めるとか。
「再婚したいと言わす」
一方的に語りすぎずに相手との関係を作りましょう。
回り道が芝居を面白くします。
なぜその言葉を欲しいのか?「根拠」を考えるといいですね。