2023年12月6日水曜日

【そよ風ペダル】範例としてのダイマル・ラケット

12/5 14:00-16:00 富田ふれあい文化センター 小ホール 担当:渡辺

あっという間に真冬、といった感じです。午後からは雨もちらほら、「凍てつく」くらいの寒さになってまいりました。

「演技する」ためには「演技しようとしすぎてはいけない」場合が結構あります。
例えば漫才でも、「芸人が笑わせようとしすぎる(ように見える)と客は笑えなくなる」という逆説があって、演劇でも同じようなことが言えるのだと思います。

本日、リーダーから「例えばダイマルラケットの様な」というアドバイスがなされました。
観客に向けられた、笑わせようという意識ではなく、話している二人の間で、真剣におしゃべりを楽しむ、といった様な例としてダイマルラケットが挙げられました。
私はまったく知らなかったんですが、さきほど動画を見てみたら、なるほど確かにと膝を打ちました(そしてかなり面白かった)。

アドバイスの直後、明らかに俳優たちの演技が変わった様に感じられました。
みんなの脳裏に彼らの芸風がこびりついていたのでしょうか。すごい。
「芸のモデル」の、なんと偉大なことか。

最後に、「話の筋だけは保ちながら、一つ一つの台詞を半分即興で喋る」という演技スタイルがほんの少しだけ試みられました。
次回以降は、この練習が主となるのかもしれません。一週おやすみで、再来週です。楽しみ。