2012年4月4日水曜日

具体的に人物を膨らませる。

スキルアップ講座7回目。
今日のゲームは最初から足踏みでゲームを始めます。前回に比べてかなりテンポがアップしてきました。全体でリズムを合わせることにもみなさん慣れてきたように感じました。
発声を行っていよいよ作品の登場人物の説明が講師の筒井さんからありました。参加者それぞれにやっていただきたい人物の説明といくつかのセリフが書かれた紙が配られます。全体の設定としてはバーのママと常連客の立食結婚パーティーの人間模様が描かれます。

今回のワークショップでは、作品を作るのに際してセリフのやり取りを脚本にすることなく、登場人物の設定と話題だけで作っていくそうです。脚本としてセリフが与えられ、それを自然なやり取りとして作っていくには時間がかかり今回の講座だけでは間に合わないとのこと。その作業はこれから劇団として立ち上がった時に回して、できるだけ制約を少なくして生き生きとした自然な体で舞台に立ってそこに存在して演じることに重点を置いていくそうです。これまでは自分で設定を考えて即興をおこなってきましたが、だんだんと外から設定を与えられて演じています。完全に決まったセリフになっているわけではないにも関わらず、どこか言わされている感じというか、以前に比べてやり取りにかたさが出てきてしまっているようです。筒井さんからはやる人の中にその話題に対してどれくらい具体的なイメージを持っているかという話をされました。つまりは自分の演じやすいように話題を自分に引き寄せて具体的なエピソードで話を膨らませてキャラクターを作っていければということでした。