2013年9月7日土曜日

優先事項と変貌

9月3日 恍惚一座

今日の稽古場はいつもより広い始めてのお部屋。
舞台の大きさも決まってきて、稽古場に舞台セットのしるしをテープで区切っていきます。
空間が広くなって、みなさんの声がいつもよりのびのびと大きく聞こえてきます。
本番の空間は更に広くなります。
何と言っても客席がしっかり組まれます。
そこにたくさんのお客様がいて。
舞台の中だけでエネルギーを充満させるだけでなく、
客席までそのエネルギーを届けていく。

脚本を持っていいということで稽古は続いていますが、お守り程度。
みなさんの自発的な努力で、脚本から体がどんどん自由になっています。
脚本に目を向けることなくやり取りを繋げていくことに集中でき始めました。
山口さんから演出プランが伝えられますが
それよりも何よりも優先されるのは、
相手にちゃんと話しかけ
それをちゃんと聞いていること。
ちゃんとって何だろうとなりますが、
そこをこれから追求していきます。
どんなに演出や工夫、仕掛けがあっても
やり取りができていなければ面白さが伝わりません。

演出が邪魔になるならやり取りを優先して。

やり取りを優先させることによって、録音をして声だけの役柄が、実際に舞台に立って演じることになりました。
稽古を重ねるごとに、どんどん作品が変貌していきま