2018年1月12日金曜日

ステータスの転換

111 WakuWaku 担当 土井
2018年の稽古始めです。お正月に腰を言わした人が続出!わお!
然るに!第1の宿題、手と足がアンバランスに動く体操では、暮れから練習していた成果を存分に披露。「無我の境地に入る事」が上達のポイントとの事。




2の宿題、永井愛の戯曲「見よ、飛行機の高くとべるを」を2度読み、感想を書く。
今日は皆で自由に感想を語り合います。

劇中登場する小説「布団」から話が始まりました。男性より女性の方が臭いフェチの気持ちがわかるようで・・・

そして、本には説明のない登場人物の「容姿」を想像し。

「許せない」、「いや、子供達の将来を思っての事だ」「一番責任を取らされただろう」と安達については特に様々な意見が出ました。延ぶと新庄、婦美や順吉の「その後」を予想します。

「転向」について話し合った後、「初江と延ぶの関係」について考えることになりました。
ふたりの間に起こる「ステータスの転換」。
それは婦美と順吉、延ぶと新庄にも起こります。校長たちの生徒に対する対応にも伺えます。それまでの立場が逆転する言動や態度でドラマが起こります。ステータスの転換がちりばめられた作品のようです。そこは部分的に稽古してみたいものです。

女性差別や言論の自由。教育論などの話が出た後、
「窓の外の世界と繋がる」舞台が、「遠くに街がみえる」にオーバーラップしてきました。舞台図を描いてみた方もいらっしゃいました。「何処から登場するか?」ということはキャラクターを読み解くことにもなります。次回からは、「抜き出して演じ」ながら、話し合います。