2018年1月9日火曜日

行間


1月9日 そよ風ペダル 担当 稲葉
新年最初の稽古です。
前回から台本がさらに6ページ分進みました。
登場する人数が4人まで増えています。
新規ページの前半は、3人でのやり取り。
台本中、会話の中で間を空ける部分が何度か出てきます。
「これはどういう意味の間なんだろう」と(おそらく)思いつつも、立ち稽古を始めるキャストの皆さん。
意味はまだ分からないながらも空けられる間。
何だか分からないけど、ちょっと面白い。
筒井さんからシーンの解説、演じ方の説明を受けつつ、キャストを代えながら何度かやってみるうち、だんだん面白みの正体が見えてきます。
間に含まれていたのは、いわゆる「行間」のやり取り。
初対面の登場人物たちが行間、あるいは空気を読みながら、様子をうかがったり、時々空気を読み違えたり、他の人が読んだ変な空気に流されたりして、そのさまが面白い。
日常でも時たまあるんじゃないでしょうか、この変な間。
初読みですでに面白かったですが、少しずつ間の意味を理解して、短い稽古時間の中で面白くなっていくシーンを見て、期待が高まります。