2018年5月18日金曜日

俳優の楽しみ

517 WakuWaku 担当 土井
3日、10日とお休みだったので、本当に久しぶりの稽古です。大きな声を出すと気持ちがいいものです。

4月末に11頁の台本を渡されました。配役もされています。お休みの間に台本を読み込んで、台詞も出来るところまで覚えてきました。自分なりの「役作り」もされていますね。今日はそれを出してください。舞台の中でまずは自分で考えて動いてみましょう。これが「俳優の楽しさ」です。これを味わう事を今月の目標とします。台詞のない部分の動きもひとつひとつ丁寧に追います。

シーン1「タバコの残り香」は考えの相反する2人の教師の登場から始まります。相手に圧をかけながら、相手を見る、見ないといった事も考えます。
そして、しゃべる相手が変わると、きつかった声のトーンや喋り方が変わります。しかし仲のいい間柄のなかにも意見の違いや歪みあいはあって、それはまた、先程と異なる対立の雰囲気があります。関係性の違いが表現される場面です。

独白、長台詞の中の「間」を自分で考える事も、俳優の楽しみのひとつかもしれません。

シーン2「劇中劇」
3人の教師が登場しますが、だんだんとそれぞれのキャラクターが見えてきました。
3人が自分の意見に対して持っている自信の強さの違いは、色の濃淡、グラデーションのようです。
そこに飛び込んでくるラストの教師は、泣き叫ぶことを楽しんでいる部分もあります。もちろん怒りもありますが。その調合具合?が難しいところです。

今日はそれぞれの関係性がより具体的にわかってきました。謎の生徒の存在感は6月以降の楽しみとして、5月中は自分、そして相手との関係を膨らませましょうか。