2020年6月15日月曜日

お茶

6/9 千年団 担当:飯坂

今日も短いテキストをやりました。
今回は男女二人、おそらく夫婦のお話です。
二人の距離感で遊びました。
脚本上では、二人が近くにいるようにも、壁を隔てた違う部屋にいるようにも捉えることができるのです。

リモート会議の経験がある人のお話を聞きました。自分だけの部屋がある場合はいいですけど、そうでないと後ろを人が通ることもあります。そうすると、ちょっと気まずかったりしますね。
ずっとパソコンの画面を見ていると目がとても疲れます。いろんなエピソードがありました。

テキストを始めるときは、まず女性が好きな位置に好きなように待機します。椅子に座ってもいいですし、どの方向を向いていてもいいです。
それを受けて、今度は男性が位置につきます。先に位置についた女性に対して、向き合うのか向き合わないのか、近くにいくのか遠くにいくのか、なんでもいいです。
背中合わせになったり、距離をとったり、地べたに寝転がったり、それだけで関係性が見えてきますが、たまにそれが裏切られたりしたとき、とてもおもしろいなと思いました。

男性が女性に「お茶でも淹れるか」と言うシーンがあります。
言いだしたのは男性なのに、立ち上がるわけでもありません。
提案しつつも、お茶を淹れてほしいという心理が背景に見えるのが、とてもおもしろかったです。

他にも、小原さんの実体験も盛り込まれていて、くすりと笑いたくなるおもしろいテキストでした。
今回も前回同様、囲み舞台になるかもしれないとのことです。演じるときの意識の向け方に引き続き注意です。