2021年8月10日火曜日

【そよ風ペダル】間         について

  7月27日(火) 14:00-16:00 そよ風ペダル 担当:渡辺

これまでの稽古で、一通り各シーンにふれることができましたので、今回からは振り返りです。まだみんな台本は手に持っていますが、少しずつ台詞は入ってきた様子。
こころなしか演技に余裕が出てきたように見えました。

少しずつ、リーダーの指示もマニアックになってきました。演劇は、自らの演技にばかり執心している訳にはいかず、見せ方や全体の構成も考えなければならない。
とりわけリーダーの筒井潤さんは音楽の要素をとても大事にする人ですので、音楽との関連での指示が多く飛びました。
「もうちょっと曲を聴かせたい(ので、次の台詞はもう少し間を空けて喋ってほしい)」といったような。

音楽をやっている人だと、休符の重要性はかなり意識していると思います。
演劇でも同様に、間はかなりのを持ちます。象徴的な台詞を言う前にかなりの間をとることで、その台詞の価値の高さが伝わったりする。
どうしても間を埋めたくなる、次の台詞を言いたくなる、そんな気持ちをぐっとこらえて、
いかにカッコよく見せるか、今回の稽古ではそんなことを重点的に行いました。

リーダーから「良いシーンになりましたね」という言葉が何度か聞かれました。
まさにそう思います。良いシーンだと思える瞬間が増えてきました。
まだ一ヶ月ありますので、これから、まだまだ。