2014年5月17日土曜日

心に台詞を残す。

5月13日 恍惚一座

先週に続き今週も新たな劇団員が増えました。
募集をしているわけではないのですが
興味を持たれてお問い合わせいただけて、ありがたいことです。
恍惚一座は総勢15人の大所帯となりました。
高槻での劇団員募集の受付は困難になってきました。
京都であれば現在ホームページ上で募集をおこなっています。

http://www.gekken.net/senior/pg285.html

お気軽にお問い合わせください。
と、宣伝はこのへんにして今日の稽古です。




名前タッチゲームとともに、久しぶりに名前と朝ご飯と最近嬉しかったことで席をかわっていくゲーム。
このゲームは台詞覚えのためのワークでもあるのですが。
以前のブログで思い出す感覚で、この新鮮さで台詞を扱いたいということを書いたことがあります。
これに加えて今日の稽古で新たな気づきがありました。
朝ご飯を覚えるためには、もはや言葉で覚えるしかありません。
なかには食べ物とその人がいま着ている服の色と関連づけて覚えるというのがありましたが。
嬉しかったことはエピソード込みで語られて、それを単語にして覚えます。
明らかに食べ物よりも嬉しかったことの方が短時間で覚えられて。
台詞を覚えるとして、言葉として一言一句を違えずに覚えよう、
いわゆる暗記のように覚えようとすると困難な作業になります。
それこそ作業になります。
逆に台詞に他の要素を加えると、実はそちらの方が覚えやすかったり。
実際に台詞を覚えるとして、本を読むように1人で台詞を覚えるのが難しくても
立ち稽古をして動き出したりすると、
その時になぜ動くのかとか
誰を見て喋っているからとか
喋りかけてくる相手の声色とかが手がかりになり
台詞が覚えやすくなったりします。
今日の稽古での嬉しかったことのエピソードというのは
頭で覚えているのではなくて
心に印象として残っていくものでしょう。
台詞を頭でなく心で覚える。
脚本を読みながら1人で覚えるとしても
もしかしたらもう少し簡単に台詞を覚えるヒントがここにある気がします。

脚本の第2稿が届きました。
第1稿がみなさんに配られることは無かったわけですが。
ちなみにまだ完成はしていません。
出演者が増えたというのもありますが、
脚本家の伊地知さんと山口さんの間で
さらに役柄の深めて面白くするための作業が続けられているからです。
今日は残りの時間で途中になるとしてもで読み合わせを。
脚本で読んでいただけでは気付かなかった面白みが出てきました。
どうしたって完成版への期待が高まりますが。
稽古場ではしばらくはこの第2稿を使ってキャスティングを。
みなさん台詞覚えを早く始めたい感じですが。
まずは作品の世界にどっぷりつかりましょう。