2017年8月25日金曜日

感情を切り替えて・・・「うん」

824 WakuWaku 担当 土井
衣装についてもそろそろ考える頃になりました。
年代をまたぐ役柄については、舞台に残るのが不自然でなければ、羽織りもので転換するという手もありますね。
照明と音響で年代の区分けを演出する積りですが、2つの年代を演じる4人にとっては悩ましい事でしょう。今後スタッフが揃う通しで衣装を含めトータルに捉えたいですね。

稽古時間は本当に僅か。先生が蒔いた種を軸に自己練や自主練で稽古を積んで下さい。先生のメモを録音し、後で聞いて台本にメモを入れる事もできます。1人で稽古する時も位置を確認する為に立ってやってみましょう。ご家族の目が気になりますか?

1場面、田所と縁子。ノンストップで通し、この場にどんな空気が流れるかを掴みます。
台詞が飛んでもなんとか場を作って行きましょう。本番は後戻りはできません。飛ばない様に相手の台詞をしっかり意識し、台詞とともに身体の動きで覚えたいものです。
縁子、暗いトーンを「出し入れ」します。

2場面、竜二と亜紀。
竜二は動線に注意して下さい。相手の邪魔になったり、普通は観客にお尻を向ける事はNGですね。冒頭はおちょくり、笑いを入れることによって怒気を逃がします。

竜二と縁子。
出だしの「ショックのある出会い」、テンポや迫力が足りません。
縁子は、台詞が粘着型になる時とそうではない時を使い分ける。この使い分け、1場面にもありました。

3場面 貞子、浩子、縁子の登場から乾杯まで。
テンポよく空気は良くなっています。
入って来る前から、テンション高く会話をしつつの登場です。貞子が熱い空気をリードし、会話はポンポン繋がっていきます。受け答えが冗談に満ちているノリで。真に受けて重くならないように。
「寮長!」の掛け合いで客を沸かせます。計算された繰り返しなのです。

6場面冒頭、栞、きくえ、竜二。
竜二の溜息は、「深く」。切実さがコミカルに見えるように。

5場面、貞子・好美と、好美・亜紀の真夜中の会話です。
好美の・・・のあとの、「うん」の一言は、自分の中で感情を切り替えた後、サバッと答える「うん」ですね。「うん」一言に好美の性格が出ます。

6場面、遠藤たちの登場から。
遠藤が仕事と割り切りながらも「えー」や「うん、」と言い淀むことで、彼の人間性、心情が見えます。



今日できなかった場面を来週に。今日のおさらい、どうぞよろしく!