2019年4月23日火曜日

今ここ。

2019年4月23日 恍惚一座  担当:梶川

いよいよ公演稽古が始まった感じです。
つまりは皆さんのセリフ覚えが進んで脚本が離れてきたので演出が入り始めました。
稽古場の雰囲気がピリっとしてきたのも、そういうことがありつつ、稽古前にみんなが集まって自主練習をしているそのやる気のあらわれのように感じます。
脚本が入ったということで、先の展開を把握できている状態になりました。
その影響からか役柄同士のリアクションが次の展開を先取りしたものになっている。
次の展開で怒ることがわかっているからそこ行く前にすでに怒ってしまっているとか。
役者としての技術として、できるだけ反応しないでおこう演じないでおこうと心掛ける必要がある気がします。
できればそれでも反応してしまうというのが良いのではないか。
未来にも過去にもいなくて、ただその時に居続ける。
反応しようとすると未来に向かうし、反応逃すと過去に取り残される。
無理に反応せず何かの影響が来るのをそこにいて待っておく。
今ここ。
セリフを覚えたらそれだけでいいのではないでしょうか。