2014年7月2日水曜日

「最近の若いもんは」

7月1日 そよ風ペダル

公演後のお休みをあけての稽古再開です。
久しぶりにボールワーク、体操、発声を丁寧に。
前回公演の話はお休みの間に打ち上げをして
ある程度みんなで話し合ったので
今日はこれからのことについての話し合いです。
来年の公演をどうするのか。
これまで高槻現代劇場で公演をしてきましたが
次回は別の形態での公演になりそうです。
それはまた情報がととのったらお伝えするとして。
どうであれ、次回作のための創作に入ります。
これまでのそよ風ペダルの作品。
モロモロウロウロは震災という社会の動向も踏まえつつ
人間が抱える喪失感をモチーフでした。
そよ風ペダルの俳優修行はタイトルに劇団名が入っていることも表しているように
等身大の自分たちから生まれるものを、主に同世代の方々に向けて描き共感を得ました。
筒井さん曰く、俳優修行の創作のための話し合いの中で
若い子たちに何かを伝えていきたいよねという発言があったとのこと。
そこで次回公演は若い世代に向けての作品にしようという提案が筒井さんからされました。
本日は皆さんが伝えたいことはありますかという、大きな枠組みでの質問から色々な話をしました。
話し合いというより、ある種の議論もしくは討論のようになって話題は多岐にわたりました。
話を聞きながら「最近の若いもんは」という言葉が気になりました。
この言葉自体がもはや死語になっているのではないか。
「最近の若いもんは」と言われる機会が減っているように感じたのです。
つまり世代間の交流が減っているという実感なのですが。
「最近の若いもんは」というのは説教くさくてということもあるのでしょう。
しかし説教をするということは、そこに責任と覚悟があれば納得し分かり合えるのではないでしょうか。
異世代交流と言います。
それは「私たちのときはこうだった」と
「これからはこうなっていく」という方向性の異なりでしょう。
しかし私たちはどのような世代であれ同じ時代を、つまりは今を共有しています。
そよ風ペダル流の「最近の若いもんは」という言葉が使えればと思います。