2018年7月27日金曜日

沈黙の意味

726 WakuWaku 担当 土井
今日は13時から15時まで自主練習に先生も来てくださいました。15時からの稽古では、引き続き即興劇から田淵と大谷2人の場面までを終える事が出来ました。

池田が登場すると、全員が舞台に揃います。狭い舞台でも、定位置に貼りつかず動きが欲しい。動線、動く段取りをひとつひとつ決めていきます。どうしても後ろの人が隠れてしまう時はしゃがんだりして、空間の上下を利用します。台詞の途中、文脈で顔を振る事は、客に顔を見せる為だけでなく、意味をわかりやすくもします。
相手に近づく距離をよく考え、むやみに近づきすぎるのを避けます。動きながら言う台詞があれば、動きを止めて言う台詞があり、台詞をどういう空気で持っていくかによって判断します。

登場人物が多いので、台詞を誰にかけているのか間違う事もありました。ひとりで台本を読んでいるだけではわからない事が多いのです。
全員が黙る「沈黙」の意味を考えましょう。そこから緊張がほぐれるまでの空気は流れの中でしか稽古出来ません。
緊張から緩和へ。そこには安堵、達成感、など様々な感情が含まれます。

「演じている」「でも別に演じていない」という台詞は哲学的ですが、人生一般に言えることでしょうか。職場にせよ家庭にせよ、人間は誰かと関わっていて、無意識に、或いは意識して、役を演じているのでしょうね。