2018年10月19日金曜日

言葉にならない言葉を

1018 WakuWaku 担当 土井
205号室での稽古も今日が最後となりました。
田淵と大谷、二人の会話から稽古開始です。
即興演劇を作るに当たって、どんなプランを持っているか?田淵に出てもらうにはどうしたらいいのか?と大谷になって思いを巡らしましょう。プランを思い付いたワクワク感、それを田淵に否定されたガッカリ感を想像して下さい。
田淵の大事な一言は、ちゃんと大谷に届いていますか?

3人が飲み物を持って帰って来ます。ちょっとしたことで随分と芝居がよくなってきました。
浅野は演技に自信が出てきたので、台詞の途中でテンポを変えるという細かい指示が出ました。何を言わんとしているかを理解し、自分の言葉になって来つつあります。
大谷の、「こう、」。直ぐに言葉にならない部分は手を使って表現してみたらどうでしょう?

休憩後、その続きからラストまでを。
菊池が山田のニュースを持って来ます。山田に対してどんな印象を持っている報告ですか?
田淵に対する謝罪か何か、言葉にならない「すみません」は、はっきりとした台詞になっていなくていいのです。
田淵が取り乱す台詞は、「、」で終わっています。この後何を言おうとしていたかを文にしていただきました。

冒頭の場面を稽古して、通しへ。
1539分から通し。いろいろと悩んだ末に決定した衣装を着けての通しです。1645分に終わり。上演時間66分間。
圧倒的に台詞のテンポが良くなりました。この1週間の自主練の成果が出ています。そして山田の存在に対する理解ができて来ました。それは客として見る事によって俳優も存在している、ということに繋がります。即興、コメントも生まれ、楽しんで演じているゆとりも感じられました。
通し後、それぞれにダメ出しが。
田淵、人格がブレないよう他人の台詞へのリアクションを整理しましょう。
大谷、語尾を上げる癖を減らし、言い切ります。「砂浜」はイメージ出来ないのでもっと考えましょう。感じるのかな?
岩山、ちゃんと大切な言葉が聞き取れるように発話に注意。
佐竹、即興になる時には恥じらいがあります。それと、身体の癖を直す事。
菊池、酔っ払うタイミングは大谷からのリアクションで。
浅野、岩山とのコソコソ話の時の発話が聞こえるように。
池田は改めてまた、ということで。皆さんの努力の成果が出て芝居するのが面白くなり、もっともっと、と思う時期かもしれませんね。来週は本番。体調整え、頑張りましょう!