2018年10月5日金曜日

相手の言葉を受け取め反応する

104 WakuWaku 担当 土井
富田ふれあいセンター大ホールにて13時から17時まで稽古。今日は舞台監督さんをお迎えして通します。

抜き稽古は、大谷と田淵が会話しているところに他の教師たちが帰ってくるところからラストまでを。

大谷と田淵、お互いの思いが食い違います。心の中では何を言いたいのでしょうか?そこへ3人が談笑しながら戻ってきます。2組の会話がいい具合に重なってきました。
台詞は相手の言葉をちゃんと受け取って、それに反応して出す言葉です。自分の番だから言う、のではありません。相手の台詞を感じましょう。
間を取るのは何故か?その意味と効用を考えます。
声を高くすることで相手への敬意を表します。
大事な言葉は流さずに。話の流れをしっかりと変える事が出来れば相手も反応しやすくなります。
観客は保健室を盗み見しているような感じです。教師達の飾らない会話を聞きたいのです。

浅野の歩きながらの長台詞。動きの整理ができたら自信も生まれ、膠着した舞台に動きを与えてくれるでしょう。
山田君について両極端に評価が分かれます。自分の主観、感情を相手と交換し、相手の評価に対して驚き、自分の心が反応します。声のボリュームを変えるとかではなく、あくまでも相手に反応しましょう。
ラスト、田淵が年数を答える語尾が上がります。疑問形に聞こえます。そして相手に同意する語尾。使い方で、印象が変わります。田淵のからっとした性格を出し、普通を取り繕うからこそ心の奥の哀しさが見えてくるのです。
気持ちを切り替えて、ラストの台詞を。

通しでは本番と同じように舞台袖で待機しました。実際の舞台よりもグンと大きいステージですが、やはり見ている方としては出番でない時は完全に袖に隠れていて欲しいと思いました。
初めから終わりまで1時間7分。
何度か台詞を待つこともありましたが、取り敢えず通せました。少しずつ良くなっています。
台詞を思い出す間がない程、完成度が高まります。
肝心の「間」が台詞を思い出す「変な間」でかき消されています。変な間を1つずつ潰していきましょう。

今後はどういう空気にするのか、皆でその空気を作っていく、という稽古になります。自主練では重点的に弱い部分を強化しましょう。