2018年10月16日火曜日

スルメのようなおかしみ。

2018年10月16日 そよ風ペダル 担当:梶川

前半後半にわけて通し稽古をしか、それを振り返りながらのシーンの抜き稽古です。
先週はお休みで自主練習があったり。
セリフもおおかた入ってきて完成に近づいております。
となって、会話劇というジャンルであればセリフのやり取りのテンポの良さや、自然な演技というのを追求するわけですが。
今回はその真逆を追求している印象です。
独特のテンポがそこにはあります。
役者さんは間を取るのが怖いことが多いのですが。
今回は間に対する恐怖が全くありません。
間を楽しんでいるとも見えます。
間があっても堂々としているので安心感があります。
そして反応も過剰です。
普通なら嘘っぽく見えます。
いや嘘っぽくは見えています。
見えていますが本気でそうやっているんだなと、妙に納得させられます。
例えば過剰に演技するとして、それが笑いを取ろうとしての過剰さではありません。
ただ過剰なです。
狙いがないので過剰でもそれはそういうことかと説得力あるということでしょうか。
見慣れませんが、ジワジワと面白くなってきます。
ジワジワと伝わってきて面白くて仕方なくなります。
作品のおかしみに対して見ている側がチューニングしていく感覚です。
笑いを呼ぶところが何の気無いふとした表情や佇まいだったりするのもそれ故でしょう。
はい