2018年12月24日月曜日

サブテキスト

2018年12月18日 小原クラス 担当:飯坂

今日は欠席の方が何人かいましたが、それでも16名でした。
とても賑やかです。

まずは簡単な体操からスタートします。
そのあと、脳をつかうワークを行いました。
まず、「あなた」という言葉を回していきます。同じ人から「あなた」を受け、同じ人に「あなた」といいます。
最後の人までまわったら、今度は「カレーライス」という言葉で、さっきとは違うルートでまわします。
何回か慣れた後、「あなた」と「カレーライス」を一緒にまわします。
最初はどちらかの言葉が消えてしまいました。
ふたつを同時にまわすのは難しいですね。
どうやら、相手に「あなた」が伝わっていないのに、一度言ったからもう伝わったと思ってしまうのが原因のようでした。
そこで小原さんから、「伝わるまで言いましょう」と指示が出ました。すると今度は何順もすることができました!
今後は3つまわすことを目標にするようです。

そして、ジップザップです。これは反射のワークです。
失敗した人から抜けて行きます。
最初は慣れなくて難しいですが、次第に慣れると早いスピードでできるかもしれません。


次は脚本読みです。小原さんが大学生と一緒にやったという脚本の抜粋です。
3チームに分かれて、役を決めて、実際に椅子などを置いて立ってやってみます。
椅子などは正面に向けて置きません。客席に向けて演技をするというよりは、その場にいる相手に向けて演技をして、それをお客さんが覗き込んでいるような感じにしたいそうです。

小原さんは今回、恋愛をテーマにした脚本を書きたいとのことです!
妻が病気の時に不倫…など、どこかで聞いたことのある話にしたいそうです。
その上で大切なことが、「サブテキスト」です。
調べると、「創作物の中で、登場人物や著者が明示的に文字としては現していない事柄を指す。 物語が進行するにつれて、聴衆や読者がその内容を察することができるようになるものである。」と書いてあります。
今日やった脚本の中で、恋愛のライバル?的な人から、缶ジュースをもらいました。季節は冬です。
受け取った人は「この缶、冷たい!」といいます。近くにいた恋人の男性は「うそ!?」と心配します。
しかし受け取った彼女は、「嘘だよ」というのです。
その缶が本当に冷たいのか、嘘なのかは、見ている人にはわかりません。
小原さんはその微妙なところを大切にしたいそうです。

来週までにテキストを覚えてくるように指示が出ました。
果たしてどのようなシーンができあがるのか、とても楽しみです。