7/12 15:00-17:00 現代劇場306
午前中、山が崩れるんじゃないか、くらいのどしゃ振りがありました。
少し涼しくなるか…と思いきや、湿気もやはりきついですね。マスクをしていると特にね。
チェーホフのいくつかの戯曲など、を様々に上演してきました。
これを本番の上演にどう活かしていくか? を、そろそろ考えていく段になりました。
チーフ小原さんは、時代と場所が異なる戯曲を、現代のわれわれに寄せてアレンジしていこうとしているようです。
『熊』を「ゴルフ場」でやったらどうなるか。
『小役人の死』を「テニスの観戦」の最中と見立てたら面白いんじゃないか。
いろいろイメージがふくらみます。
本日も、前回に引き続き『愚図』。
参加者たちには、この戯曲の自由なアレンジが求められました。
「こういうシチュエーションでやったら面白いんじゃないか」という、発想の面白さもあるのですが、実際にそのシチュエーションに即して演じてみると、身体の使い方や、発声の仕方が明らかに変わる。演技の質が一変するのです。
演技は、俳優が自分でコントロールできる部分と、状況などに触発されて「そうなってしまう」こととの両輪で成立しています。
戯曲が規定するのはあくまで「セリフ」であり、それと大きく齟齬が出ないなら、どの様に演じて=遊んで(play)も良いわけです。
今回、いくつかの遊び方が考案されました。本番に採用されるかはさておき、それぞれの実験が、それぞれに発見をともなっていた。
いやぁ演劇楽しいなぁ、と思ってしまいますね、やはりね。