2022年11月2日水曜日

【そよ風ペダル】ヌケ感

 11/1 14:00-16:00 富田ふれあい文化センター 担当:渡辺

そよ風ペダルの稽古場にお邪魔したのは3週間ぶりです。
日々台本が追加されているようで、未見のシーンが一つ、短いものではありますがだいぶ出来上がっていました。
事前に台本を読まずに見させてもらいましたが、かなり笑ってしまった。
3週間ぶりにしてはそんなに進んでいないか? とも最初思ったのですが、
結構こだわって作り込んでいたのではないかと推察されます。
「笑いを意図したシーン」で「笑わせる」って本当に難しいことだと思います。
笑わせるぞ、という意識が強くなりすぎちゃうと、観客も身構えて笑えない。
「マヌケ」という言葉がありますが、演じる際には間を"抜けさせる"のではなく、"抜けているように見える"のでなければなりません。抜けさせる、という意図が前面に出てきてしまうと、野暮ったくなるというか、押し付けがましくなるというか、いずれにせよ笑えなくなってしまう…
演劇では、「練習しすぎるのは良くない」みたいなことをよく聞きます(実際にそうなのかはさておき、演劇関係者にとっては分かる話として結構流通している)。
それは、「こう抜いたら上手くいくんだな」みたいな感覚が身体に染み付いてしまい、演技がしっかりしてくる。ヌケ感がなくなってしまう。といったことなんだろうと思います。
とはいえ、さらに練習を続ければ、しっかり抜けられるようにもなるとは思うのですが…
今はちょうど良い時期なのかもしれない。良い具合に抜けていて、大変面白い。
今後どうなるのかは、要チェックです!