2016年8月13日土曜日

相手との微妙な「空気感」

811 WakuWaku担当 土井

オリンピックの開会式を見てなぜか悦子の衣装を想像した所、ヒロちゃんも同じ事を思われたそうです。何を見ても芝居に結びついてくるこの頃です。(注:サンバの衣装ではありません)

2幕目は通しました。
いくつか空気を切り替える箇所が有ります。切り替わる空気感を共有しましょう。
テーブルやベッドを想定して動きを考えます
敏江は邦夫に距離を置き、実況中継のように台詞をいう事で、どう思っているのかが見えます。


1幕目は、
9ページ最後から10ページ前半まで抜き稽古、その後同じ所から最後まで通しました。
宮田は積極的に出しているネガティヴな気持をもう少し軽くし、喋りながら自分の気持を整理していきます。大町と宮田は互いに大事なことを知ろうとしているのに、互いに会話を外していく空気が流れます。どっちがしゃべったかわからないくらいの沈黙があります。台詞は相手にかけたり、自問自答したり。間はテンポになったり、流れを切ったりしますが、台詞が入っているのでだんだん余裕を持って間を(遊べる)ようになってきました。

三幕目は、まず山本・鈴村の登場から斎藤がタバコを吸いに行くまでを抜き稽古
鈴村は表面的にはずっと笑っている事で身を守るという処世術を使い、自分の意見じゃないように意見を言います。自分の意見を述べた後に「いや知らんけど」と付ける方がいますが、この無責任さで、うまく衝突をすり抜けているのですね。交互に起こる食いつきと引き、このギャップが面白いです。山本は居心地の悪い感じを出すリアクションをします。



又、10ページ後半から斎藤が出て行くまでも抜き稽古。
斎藤を残してそそくさと退室していくおかしみを感じます。
黒田の長ゼリフ、力の抜け具合が良くなっています。
悦子の大事な一言は優しくも強く、絵が浮かんでくるようになるといいですね。



来週は、山本・鈴村、黒田・悦子の会話と、10ページの追加部分を練習します。