2017年7月12日水曜日

家族のあり方を調べる。

7月11日 恍惚一座 担当:梶川

本格的に追加シーンが届きました。
重要なことはそれぞれのキャラクターがストーリーの中で何をしているかの表を配られたこと。
みんなで何が事件で作品の中での課題が何でどこに向かって終わっていくかを共有しました。
脚本はできあがってないですが、作品のイメージは湧いてきます。
追加シーンも作品の核になる部分。
期待が高まります。
まずは創作している本人たちが興味を持ち楽しめること、それが重要なのではないでしょうか。

そして、この一週間の間に劇団員の方が今回の作品を受けてネットで家族について調べて全員で共有しました。
これも確実に作品の指針になっていきそうで。
私見ですが家族のあり方について、血の繋がりなのか一緒に暮らしているという所属感なのかという議論がこの作品の中にはある気がします。
だとしてそのことを表層的にでもネットで調べるだけで血縁による家族制度というのは明治以降、ここ100年の間にできたものであると。
家族像の変化は雇用制度の変化に関係しています。
農業などの第一次産業が中心だった社会と高度経済成長期の第二次産業中心の社会では必要とされる家族形態が違いました。
片や家族全員が労働人員であるのに対し、核家族化されサラリーマンと専業主婦という性別での役割分担が明確にされていきます。
そして現在は共働きということが当たり前になり、また新たな家族像が求められているのかもしれません。
この時代が変わるタイミングに描かれるハウスホールド。
まあ難しい事は置いといて、コメディですから。
楽しんでいただければと思います。