2017年7月7日金曜日

必要な間をとる

76 WakuWaku 担当 土井
7月に入りました。今月中に台詞を頭に入れて、81週目には初めての「通し」をする事になりました。
演出が言ったことを次回にできるよう、台本にメモをして、家で同じように動いてみてください。まずは、動きや台詞のタイミング、どの位置に立つか等「段取り」、決め事なので、覚えたらできる事です。
台本に入る前にストレッチと発生練習を。今日は「あくび発声」の発見。喉に力を入れず、空気の出口である口が大きく開くので、なかなか良さげです。

さあ台本、一場面最初から始めます。
焦らずしっかりと間を取り、シーンの空気感を掴みます。
詩的な思いに入り込み相手の存在を忘れて話す時と、テンポよく相手とやり取りをする時。その切り替えには必要な間があります。

縁子が舞台に残り二場面に移る「繋ぎ」は大事ですが、今日はそこはせずに二場面の竜二の登場に続けます。「繋ぎ」は他の役にも起こります。皆で集中して「繋ぎ」の稽古をしましょう。

見えないところで先輩を恫喝している竜二、台詞をあせらないで下さい。登場はしないけど恫喝されている相手がいることを忘れずに。
亜希は怒ってはいますが、他の寮生のように竜二を忌み嫌っているわけではない。竜二へ対する友情か愛情をどう表しましょうか?
怖い竜二が亜希には弱い、そんな2人のやり取りを見せて下さい。竜二が右往左往して亜希のご機嫌をとるコミカル感を。

単なる、自分の勉強の邪魔者でしかない竜二には関わりたくない好美。近寄りたくないというスタンスが、立ち位置に現れます。

隠れていた縁子と竜二の突然の出会い、叫び声が続きます。ここは段取りではなく、なんというか臨場感を持ってこの一瞬を捉えたいものです。

来週はこの続きから。今日は出番がなかった方すみません、来週を楽しみに。人の稽古を見ながら参考になることは多くあると思います。そして今日の演出の指示は、ちゃんと次回まで引き継ぎ、自分のものとするように。
今回の芝居はいろんな相手と絡みます。稽古後に皆さんロビーで自主練習。公演に向けて気持ちがたかまります。