2018年6月1日金曜日

自主性を大切に

531 WakuWaku 担当 土井
先週に引き続き、1場面、2場面に分かれて稽古をし、最後に発表です。
1場面チームは早くから来て、ロビーで稽古を始めていました。ここの場面では心の機微を一つ一つ繊細に受け止めましょう。苦手な音楽教師と2人きりになった緊張感が相手に伝わります。笑いを用いてなんとか緊張を隠したいのですが。
保健の先生は音楽教師とは仲がよく、リラックスしつつ言いたい事は言います。
ひとりになり体育教師はやっと喫煙できる開放感を持ちます。

2場面チームは、ラストの方で「山田くん」がいるかもしれないという台詞に皆が反応し動くところから皆で稽古を始めました。ラストの音楽教師の知らせに、どの時点で走り出すかということも、議論していました。

先生から個々の癖について指導が入ります。語尾が上がり直接感情をぶつける癖をやめて笑いながら楽しく喋る術を身につける・・台詞を盛らずサラッと言う・・・傲慢で断定する言い方を身につける・・・軽やかに・・・。
「立つタイミングは何処ですか?」という質問に「指示ではなくアドバイスをします」と先生の言葉がありました。先生に最初から決めてもらうのではなく、まずは自分達で考えて動いてみる「自主性」を大事にしたいのです。

長くいた場所に戻りがちな俳優の習性がありますが、絵を変えるために立ったのだから、元の位置には戻らないように。
ラストで重大な知らせが来ますが、リアルな驚きは時間を置いてから来るものです。

4時半すぎより通し5時すぎに終わりました。
まず、「テンポを大切にする」事です。
0.1秒の緊張による台詞の遅れがテンポを崩します。台詞が出ないときも、相手を感じ、プロンプ無しでやりたいのです。ひとりで稽古するとき、全員の台詞を口に出して読んでテンポを掴む事で相手の考えていることがわかって来ます。

先月末に台本を頂き、今月末に発表するという制限時間の中でよく頑張りました。この台本を頂く前に、「山田君の処分についてそれぞれが考えてくる」という宿題が出ていたのですが、この台本をやることになりました。でもそれぞれが考えてそれを発表する事も大切にしたいことです。

さあ!来週は公演台本が出来上がります!