2019年1月23日水曜日

日常の身体をトレースする。

2019年1月22日 小原クラス 担当:飯坂

今日もまずはストレッチから始まります。軽くおしゃべりをしながら、楽しい雰囲気です。
ジップザップもやります。自分にまわってきてから誰に回すか考えるのではなく、「自分にきたらあの人に回そう」とあらかじめ決めておくと、早くまわしていけます。

それから、早口言葉と発声です。
一人ずつ早口言葉をいうところでは、うまく言えた人には拍手が起こりました。
次回は「この竹垣に竹立てかけたのは、竹立てかけたかったから、竹立てかけたのです」です。果たして言えるでしょうか。




さて、後半のワークに入ります。

前回は言葉のトレースを行いましたが、今日は身体のトレースです。
これからこの二つと戯曲という三本柱のワークを順番にやっていく予定だそうです。

ラジオ体操をテーマにしたいというところから、みなさんが普段やっている身体のほぐし方をそれぞれひとつ決めて、それを全員で真似してみます。
身体をひねったり、伸ばしたり、ジャンプしたり、足の指を動かしたりと、様々です。



次に、朝起きてからの動きをやってみます。二人組で、まずは最初の人がやり、見ている人は最初の人の動きを覚えます。
ここで大切なことは、嘘をつかないこと、説明的にならないこと。
極力「本当」の動きを再現してみます。
布団の中で目が覚めてから、起き上がるまで。布団から出て、その次の行動へ。


次は見ていた人が、相手の動きを真似します。
それをお互いにやってみました。後半は、独り言を普段言う人は、言ってもいいという指示もありました。

そこで、小原さんが先ほどやった体操の動きを指示します。例えば「ジャンプ」と言われたら、みんなそれまでの動きを止めて、ジャンプします。そしてまた動きに戻ります。




「本当の動きをやってみる」というのはとても難しいです。
相手の動きならなおさらですね。
例えば、布団から身体は起こしたものの、なかなか布団から出れずにボーーーッとしている人もいました。
それを真似する方は省略してしまいがちですが、なるべくそこも再現してみます。
動かない、という動きをやります。その動かない時間の中にある情報をキャッチして、表してみましょう。

このような日常の動きも共有していくそうです。
お互いのことをいろんな面から深く知ることができそうです。