2019年7月4日木曜日

人前にして何もしない

6月25日 千年団 担当:飯坂

今日も脚本が配られました。
一幕ができてから、配役を発表するとのこと。とても楽しみです。

今日もいくつかの組み合わせで演じてみます。そして小原さんが細かく感想や、要望を言っていきます。
小原さんの要望は一貫していて、「人前にして何もしない」ということです。
というと少し語弊があるかもしれませんが、あくまで演者の姿や仕草を見て、お客さんが想像できる余地を残してほしい、とのことです。
説明的しない演技というのは、難しいですね。

今回の脚本には「お母さん」役が出てきます。皆さんより年上の役です。
そういうときは、極端に振り切ってやってしまったほうがいいとのこと。
確かにそのほうが重みがあって、見ていてドキリとしました。

演技を始めるときは、その役が背負っている時間や背景を想像してから始めましょう。
分かりやすい例でいえば、急いできたならすこし息が上がっているとか、そわそわしているとかですが、それ説明しようと過剰にやってしまっては意味がありません。
自分たちが生きているこの時間と同じように、舞台上でも反応していきましょう。