2020年11月30日月曜日

与えられる役割

 11月24日 そよ風ペダル 担当:飯坂

先週に引き続き、筒井さんがセリフを少し直してきてくださった、筒井版「かんしゃく玉」を読みました。
今回も男性・女性ということを積極的に意識しないで読んでみます。というと、果たしてそれはなんなのか。外側ではわかっているつもりでも、深く内側へ潜っていくと、ちょっと難しいなぁと思いながら稽古を見ていました。

一通りやってみて、感想をシェアします。
筒井さんは、見ていてとても見やすかったということです。
男性っぽくやろうとすると声を少し低くしようと、意識的か無意識かはさておき、そうしようという意思が見えてきます。女性っぽくすると声が高くなったり、仕草も少し変わるでしょうか。
男性女性を意識せずにやると、身体の力がいい感じに抜けて声も届きやすかったとのことで、それは確かにそうでした。

私たちは普段生きていて、何かを演じさせられているでしょうか。
例えば、いい人を、例えば、男らしく、女らしく、というのを、求められ、演じているでしょうか。
知らず知らずのうちにそういうものを受け入れているのでしょうか。
では、そういうものから解放されることはできるのでしょうか。
それは、どんな風な世界になるのでしょうか。

次回公演のことも見据えて、そんなふうなお話をしました。